Runkeeper(ランキーパー) Web版のGPSデータEDIT機能が重い/遅い状態が続いているため、操作が簡単な代替ツールを見つけたのでご紹介します。
GPXEV。今年リリースされたばかりのWebアプリケーションです。
RunkeeperのEDITそのものを代替するわけではない
「GPXEV」はRunkeeperのデータそのものを修正するツールではありません。Runkeeperからエクスポートした「GPXデータ」を編集するツールです。
Runkeeper上で編集まで出来ればそれに越したことは無いのですが、最近RunkeeperのEDITモードの動作が非常に重いため「GPXデータだけでも手早く簡単に編集したい」用途向けのツールを探していました。
今回はRunkeeperユーザー向けに、記録ポイント(ウェイポイント)の結合・移動・追加削除のための最低限の操作のみご紹介します。
Runkeeperから修正前GPXをダウンロード
まずはRunkeeperのWeb版でアクティビティの明細を表示し、下方向にスクロールします。
最下部のエクスポートメニューでGPXフォーマットでのダウンロードを選択します。
「GPXEV」の起動
で「GPXEVについて」のページに入り、「使い方」の直下のリンクから
一番左のメニューボタン「GPXデータのアップロード」を押し、RunkeeperからダウンロードしたGPXデータをアップロードします。
アップロード後はGoogleマップのような「GPSデータのある地域がズームされていく」機能はないので、自分で地図を拡大していきます。
▼が始点、▲が終点を示します。複数の▼▲が存在するのは、記録の中断をしたので複数の始点と終点が出来てしまっているデータです。
複数の始点終点の結合
まずはこれらの複数の始点終点を結合します。Runkeeperではできなかった結合が、GPXEVではこれだけの操作で可能です。
①左から4つ目の「ルートリストを表示」ボタンを押します。
②複数行があるtrkseqをすべて選択し、紫色の表示に変えます。
③ダイアログ下部の「Concatenate」ボタンを押します。
すると全区間が自動で結合し、始点1個/終点1個のデータが作成されます。
素晴らしい!
①左から4つ目の「ルートリストを表示」ボタンを押します。
②複数行があるtrkseqをすべて選択し、紫色の表示に変えます。
③ダイアログ下部の「Concatenate」ボタンを押します。
すると全区間が自動で結合し、始点1個/終点1個のデータが作成されます。
素晴らしい!
ルート上のウェイポイントの編集
GPSルート上のウェイポイントの編集は、ルート線の任意の場所をクリックして始めます。クリックした箇所から前後10個づつの記録ポイントが〇で表示されギョッとしますが、これはどこでポイントが生成されているかを示しているだけで、編集できるのは〇に重ねて◇が表示されている「選択中のポイント」だけです。
ウェイポイントの移動はドラッグのみで可能。
削除はまず右クリックし、表示されるメニューの最下部「Remove
Waypoint」ボタンを押すか、「R」キーを押します。
削除すると選択ポイントは一つ先に移動するので、「◇を右クリック→Rキーを押す」を繰り返せば、ある程度の数ならポイントを連続して削除していくことができます。
ウェイポイントの追加
下の例ではポイント間で道から逸れている軌跡があったので、ポイントを追加します。
①追加したい箇所の直前のポイントを選択します。
①追加したい箇所の直前のポイントを選択します。
②ルートリストを表示します。trkseqが選択状態にあっていることを確認し
③ダイアログ最下段の「Waypoints」ボタンを押してダイアログを「Waypoints表示」に切り変えます。
Waypointリスト最上段の赤い表示の行が、現在選択しているポイントです。
Waypointリスト最上段の赤い表示の行が、現在選択しているポイントです。
この状態でダイアログ最下段の「Append」ボタンか、「A」キーを押します。
選択していたポイントの次に、新しいポイントが追加されました。
終点からのウェイポイント追加
終点からの追加も基本的には同じ操作です。まず終点のポイントを選択します。
①ルートリストを表示し、
②「Waypoints」ボタンを押します。
「Append」ボタンを押すと、新しい終点ポイントが出来ました。
新しくできた終点ポイントを任意の場所にドラッグします。
さらにAppendボタンを押せば、終点ポイントと、そのひとつ前のポイントの延長線上に等間隔で新しいポイントができます。
時短技!ウェイポイントの連続削除
Waypointsダイアログを使うと、連続したポイントの削除も容易です。まずは「削除をはじめるポイント」を選択します。
①ルートリストを表示し、
②ダイアログ最下部の「Waypoints」ボタンを押します。
Waypointリストの赤表示の行が選択中のポイントが「Remove」ボタンを押すか「R]キーを押すと、それ以降のポイントも連続して削除されていきます。
これはラク!
これはラク!
追加したウェイポイントの標高データの取得
すべてのポイント修正が終わったら、標高データの再構築を行います。
先ほど追加したポイントをWaypointsリストで見ると、「ele(標高)」列が空欄なのが分かります。
①右から5番目のツールボタンを押します。
②Servicesタグ、Elevation項目の「Get data」ボタンを押します。
インジケーターが表示され、
取得された標高データがグラフ表示されます。
Waypointsリストを表示すると、確かに標高が記録されています。これで修正完了!
修正後GPXファイルの保存
左から3番目の「GPXファイルを保存する」ボタンを押します。
表示される「GPX File」ボタンをそのまま左クリックすれば、所定のダウンロードフォルダに「result(1).gpx」の体裁で、そのページで何回目の保存かの連番付きのGPXファイルが保存されます。
ファイル保存ダイアログを使用したい場合は、「GPX File」ボタンを右クリックし「名前をつけてリンク先を保存」を選択すれば、別名保存が可能です。
ファイル保存ダイアログを使用したい場合は、「GPX File」ボタンを右クリックし「名前をつけてリンク先を保存」を選択すれば、別名保存が可能です。
今回はRunkeeperユーザー向けの最低限の操作のみご紹介しました。
最初のページにリンクのあるユーザーマニュアルには、さらに高度な機能が記載されています。これら操作がブラウザ上で出来てしまうとは…すごいツールです!
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