足底筋膜炎対策で使っているインソール

2018年8月に長時間爪先立ちをしていたら、足の裏に痛みが走るようになりました。特に「朝起きた直後に痛む」症状からすると「足底筋膜炎」のようです。




足底筋膜炎

ネットで「これだけで治る」と紹介されていた運動等でも全く改善は見られないため、効くと評判のインソールを色々と試してみました。そのなかでも特に痛みを緩和できたインソール2種類がこちら。

一番のおすすめ、フォームソティックス





下のランニングクリニックさんの記事で紹介されていたものです。
ランニング障害や足の痛みに有効なインソール〜足底板療法(そくていばんりょうほう)について
このインソール、他の「偏平足対応」「アーチサポート」を謳っているインソールと根本的に違うのが下の写真の点、
 
 
踵の部分が地面に平行な状態です。土踏まずから前は、全体が親指側に反り返っているのがおわかりいただけるでしょうか?

 
 
他のアーチサポートインソールは、土踏まず部分が大きく膨らんで支えてくれるものの、踵と足指の付け根は地面に対してあくまで平行です。
フォームソティックスは土踏まず部分を押し上げるのと同時に、足裏の内側(親指側)全体を持ち上げ、地面に対して足裏の外側(小指側)から着地するように誘導します。

フォームソティックスのHPでは、足首の倒れ方を矯正する「過内回の矯正」というように説明されています。
足・膝・腰の悩みを解決する矯正インソール|フォームソティックス・メディカル

その結果、土踏まず部分のアーチにあまり負担がかからなくなり、痛みをより感じなくなります。

2019年に家族が立ち仕事でやはり足底筋膜炎になり、さっそくこのフォームソティックスを試してみてもらったところ、この「斜め立ち」と「土踏まずの押され方」に耐えられず使用を断念。万人におすすめできるわけではありませんが、試してみる価値はあると思います。

また材質が硬質発泡EVAだけで作られているため、経年劣化する部分が少なく、長く使えるのもポイント。

おすすめ2番目はソフソール アーチ




フォームソティックスには弱点が2つあります。
  • 価格が6千円超と、複数の靴の分を買いそろえる気になれない
  • クッション性が少なく、元々クッション性がないビジネスシューズ等ではもう少しクッション性が欲しくなる
その2点をカバーするために見つけたのがソフソール、2千円アンダーで買えるため、通勤用の靴と、野外ランニング用の靴に使用しています。黄色の部分が衝撃吸収材、踵の赤い部分はゲル素材になっており、クッション性は抜群。

ソフソールの改造


ただしソフソールにも2つ弱点があります。
  • 表面に布地が貼られており、布地の耐久性が弱い
  • 上記の「過内回の矯正」の概念がなく、踵と足指の付け根部分は地面と平行。その分痛みの緩和力が弱い

指先や踵が当たる部分の布地が剥げ、穴が開き始めると、さすがに履き心地が悪くなってくるため、ビジネスシューズ用は概ね1年で交換しています。これが使用1年後の状態。

痛みの緩和力の弱さは、私の場合足指の付け根部分の痛みになって現れます。そこでちょっとだけ******改造。ヒントはランニングクリニックさんの「足底のアーチは3つある」という以下の記事でした。

日本人が知らない足底筋膜炎の改善法6ステップ【マラソン・ランニングによる足裏の痛み】 : RUNART ランナート足の治療院ブログ

縦のアーチは土踏まずのアーチサポートがあるけど、傾きがなくて横アーチのサポートが足りないんだから、横アーチをサポートするふくらみを作ればいいんじゃない?ということでホームセンターや東急ハンズで売っている「セルスポンジのり付き 5mm厚X30mm幅」を30mmX30mmの八角形に切り、インソールの裏に貼るだけ、

 
本当は半球形のふくらみがいいんでしょうが、靴底とインソールの間に入れるので、足の裏からは違和感のないふくらみになり、足指の付け根付近の痛みが大幅に軽減されます。
東急ハンズで売っていた下の半球形の靴用パッドも試してみましたが、大きさといい膨らみ加減といい、この八角形が一番調子がいいです。

どうやって治った?

この後、2018年12月にハーフマラソンに出場、完走したら、足底筋膜炎は治ってしまいました。
しかし症状が出なくなった後も、これら2種類のインソールは愛用し続けています。あくまで素人のトライアル&エラーの結果ですが、参考まで…。

20191006
新しいソフソールを使い始めてから足指の付け根の痛みに悩まされ、やっと八角形スポンジのことを思い出したので書きました。

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