姥川

鳩川走破PART2の際、下溝駅手前で鳩川に左から合流してくるもう一つの川や、さらにその先の鳩川分水路で合流してくる川の名前がGoogleマップではわからずにいたのですが、ふとしたことから国土地理院の「地理院タイル」の存在を知りました。
地理院タイル、すごいです!川の名前は元より、暗渠になっている部分まで記載されています。この地図のおかげで、いままで疑問に思っていたことがずいぶん解決しそうです。

西側が鳩川、東側の川は上溝あたりからずっと鳩川と並行して流れていたので、鳩川の分水路だと思っていました。

この「地理院タイル」では、それぞれの川の名前が明確に表示されていて、川の横にある遊水地まで表示されています。


地理院タイルで発見した鳩川の東の二つの川、姥川と道保川のうち、今日は姥川を走破してみます。海老名市域外の初の河川。ネットでの情報では…

姥川は神奈川県相模原市緑区下九沢の日金沢緑地を源泉とし、相模原市南区下溝で鳩川に合流する6.5kmの一級河川。
説教節「小栗判官」のヒロイン「照手姫」が産湯をつかったとされ、近隣には照手姫にまつわる史跡も多い…。近隣にこんな伝説めいたところがあったとは!
まずはJR相模線上溝駅で下車、
駅前の案内図を見ると、この駅前の通りは「てるて通り」その先の橋は「てるて橋」とあります。地名まで小栗判官から採っているとは…
案内板では分かりにくいですが、駅のすぐ北にある横山公園に向かいます。
横山公園を北西に横切って、この階段を登ると、
照手姫ゆかりの榎神社発見!


「かながわの名木100選」にえらばれてるんですねえ。
榎神社の前に無人の公園があったので、年賀状用に自分の写真を撮りました。背負っているのは息子に譲ってもらったTimbuk2のサイクリングリュック、ここまで着てきた中綿ジャケットが入っています。
相模線の線路沿いに北上し、最初の踏切で渡ります。
(GPSデータを見るとばれてしまいますが、この踏切を渡ればいいことが分かるまで、すでに滅茶苦茶走り回っています)
このせどむら坂を下りていき、この地点で坂から逸れて横道に入ります。


ここで階段を下りていくと…
もう姥川が結構な水量で流れています。その手前にあるのが…
鏡の泉、照手姫が化粧に用いたという泉です。これが姥川の源泉の一つのようです。
川沿いに遡っていくと公園があります。
川沿いに

なんか不思議な空間です。
照手姫は永楽12年(1440年)没とあります。伝説というより史実的な書き方。
美しい紅葉、でも公園内には他には泉はなさそうです。さらに北上してみましょう。
国道129号を越したあたりでウロウロ、「源泉はどこ?」
この暗渠が確認できる最上流のようです。
けっこう生活排水が流れ込んでいますね。
上溝駅前のてるて橋。ここに来るまではほぼ川沿いは走れません。
ここから先も川沿いには行けず。

相模線の高架をくぐる手前でこんな不動様が。
300年ほど前に龍神が現れたとのこと。
例によって、橋があるところだけ川面を見に来れる感じで進んでいきます。

この古山橋から300m位だけ川沿いに走れました。
さらに下流の新中丸橋から。右岸を300m程度は走れますが、他には川岸を走れる場所はありません。

ここが鳩川との合流点。この前は左の鳩川から来たわけです。
地理院タイルにあった遊水地もちゃんとありますね。
この八幡橋まで鳩川をくだり、右折。

相模線の高架をくぐってまっすぐ西に進むと、相模川沿いの県道46号に出ます。下溝駅の案内板があります。
左の小道の奥に下溝駅が…。すごいところにある駅ですね。
途中でRunKeeperを切ってしまったため途切れていますが、今回のGPSデータ。12.66km、月累計59.66km、年累計1056.58km。

6.5kmの川の延長上、川沿いを走れた区間約1km(15%)というのは、過去最低記録のような気がします。うーん、出だしは期待できそうだったんですが…。
20171215





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